top of page

武田雄介 Takeda Yusuke

 

1985 広島県生まれ

2011 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻油画コース 修士前期課程 修了

現在 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士後期課程 在籍


◆個展

2011「Ambient-どこまでも平たい日常-」北陸銀行金沢問屋町支店ほくぎんアートギャラリー(石川)「SUNSET is SUNRISE」MORI YU GALLERY TOKYO(東京・千代田区)

2012 「TAKEDA YUSUKE solo exibition」ART OSAKA2012[大阪](MORI YU GALLERY) 「TAKEDA YUSUKE solo exibition」TRANS ART TOKYO [東京電機大学跡地](MORI YUGALLERY)

 

◆主なグループ展

2011「MATSUO MEGUNI+VOICE GALLERY pfs/w開廊25年記念展“AVIEW"」(京都)「TRAILER CAMP」問屋まちスタジオ(石川・金沢) 「拝借景色」拝借景(茨城・取手)

2012「KIND OF PASSAGE」金沢アートグミ(石川)

2013「MOBILIS IN MOBILI -交錯する現在-」コーポ北加賀屋(大阪)

2011 個展「SUNSET is SUNRISE」MORI YUGALLERY展示風景

私は現在「アンビエント」や「不分明な事柄」などをテーマに制作、研究を行っています。アンビエントとは私たちを取り巻く目には見えないことについてであり、私たちの日常にある透明性そのものについてです。また「不分明」とはあらゆる事柄が瞬間的に繋がり合う関係そのものであり、輪郭のない捉え難い事柄についてです。透明性とは「図」を成り立たせている背景、「地」そのもののことです。そして不分明とはその透明性「地」自体が前に飛び出し煙のように目の前が見えなくなることでもあります。それは背景であることをやめ、むしろその特性によって視界を覆ってしまう。ある種の主役へと躍り出るかのような振る舞いをします。つまり物事がはっきりとしない不明瞭な状態であり、あらゆる事柄が位置を失い、ユラユラとうごめく状態です。それは繋がっては離れる混沌とした情景です。不分明とは図と地の境界があいまいになり、地そのものが前にそそり出た状態、それまで見えていなかったものが前に出ることによって視界そのものを失ってしまうような状態のことです。このような図と地の関係、地が地としてうまく機能していること(アンビエント)と地が図を飲み込みあたかも図として機能すること(不分明)これらの関係についての考察が私の研究です。

 

 

bottom of page