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菊谷達史 Kikuya Satoshi

 

1989 北海道生まれ 

2013 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵 画専攻油画コース 修了

 

◆個展 

2010「LITMUS」Kapo gallery(石川) 

2011「DRIED FLOWER」Gallery O2( 東京)

2012「FLAME REACTION」ギャラリー点(石川) 

2013「UNDRAMATIC」gallery COEXIST-TOKYO( 東京)

◆主なグループ展

2010「アウトレンジ2010」 文房堂ギャラリー(東京)

2011「Nomadic circus troupe」 北海道立近代美術館(北海道)

  「シェル美術賞展」代官山ヒルサイドフォー   ラム(東京)

2012「KIND OF PASSAGE」 金沢アートグミ(石川)

2013「金沢美術工芸大学修士課程修了制作展」(石川)

   「EZOTIC ART」東京都美術館ギャラリーA(東京)

2013 グッドポジション キャンバスに油彩 162.0×162.0 cm

そもそも描くという行為には幾つかの役割があり、それは言及や懺悔などの内的感情の 発露であったり。問題意識や美意識を他人と共有する事であったり。創作意欲や自己啓示欲などの欲求を満たす手 段でもあったりするのだけれど、そのどれもが絵画である以上鑑賞者に対する作者の視点の説明である事に変わりはなく、これが絵画の最も本質的機能です。私は経験や記憶に基づいたイメージしか絵画のモチーフには出来ません。自分の周辺から余りに掛け離れたイメージからは何の感情も湧いては来ないからでしょう。モチーフという言葉が英語でいうところの「motive」つまりモチベー ションであるように、イメージとの出会いなくして描画はありえません。触発されたイメージが孕むテーマ性について想いを巡らせ、絵画として描き留めます。それは記録あるいは収集という類に近く、つまり絵を描く事は私とって表現である以前に「考えるということ」そのものと言えます。

 

 

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